目次
- ANAカードは初年度の入会キャンペーンの比較が大事
- 結論: キャンペーンならダイナース、継続利用ならワイドゴールド
- ANA JCB(JCB主催)過去キャンペーン実績まとめ(2025年〜)
- ANA JCB ワイドゴールドカードの過去キャンペーン推移
- ANA JCBカード プレミアムの過去キャンペーン(2026年3月〜)
- 2026年3月時点での他ブランドの入会キャンペーン比較
- 資金に余裕があるならダイナースが強い
- アメックスゴールド: ダイナースよりも獲得マイルが劣る
- アメックスプラチナカードは300万円以上の利用ボーナスあり
- VISA: ハードルは低めだがANA Payチャージは特典の積算対象外
- 継続利用なら『ワイドゴールド』でのANA Pay二重取りが最適解
- ANA Payとの二重取りで実質1.1%還元
- JCBプレミアム(プラチナ)を選ばない理由
- 入会特典は連発できないので『一球入魂』で使うのが得
ANAカードは初年度の入会キャンペーンの比較が大事
ANAマイルを最大効率で貯めるのに必須のANAカード。
ANAカードは「入会後◯カ月以内に一定額利用」でボーナスマイルやポイントをもらえるキャンペーンが常設されており、
入会タイミングで条件・付与マイルが大きく変わるのが特徴です。
この記事では特に過去データが追いやすいANA JCB(JCB主催)の過去キャンペーン実績をおさらいし、
他ブランド(ダイナース、アメックス、VISA)とも比較してどのカード・キャンペーンを選ぶのがいいのかをまとめました。
結論: キャンペーンならダイナース、継続利用ならワイドゴールド
目的によって選ぶべきANAカードは分かれます。
- 短期の入会キャンペーン重視: 資金に余裕があるならダイナースカード
- 継続的なマイル還元(ANA Pay二重取り含)重視: ANA JCBワイドゴールドカード
入会キャンペーンの爆発力と、長期的な損益分岐点の低さとは分けて考える必要がありますが、この記事では入会キャンペーンをメインに考察した結果
2026年3月時点ではダイナースカードの入会キャンペーンが一番優れていると判断しました。
ANA JCB(JCB主催)過去キャンペーン実績まとめ(2025年〜)
JCBブランドの各カードの年会費は以下の通り。
- ANA JCBワイドゴールドカード: 15,400円(税込)
- ANA JCBカード プレミアム: 77,000円(税込)
まずはANA JCBカードの過去のキャンペーン推移を見てみましょう。
ANA JCB ワイドゴールドカードの過去キャンペーン推移
下表は、JCB側ページに記載の『マイル相当』表記(またはポイント→マイル相当の併記)を整理したものです。
| 実施時期(申込) | 40万円 | 50万円 | 70万円 | 100万円 | 150万円 | 200万円 | 300万円 | 抽選ボーナス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025年2月〜4月 | - | - | 4,500 | 12,000 | 18,000 | - | - | 不明 |
| 2025年5月〜7月 | 3,900 | - | 6,000 | 12,000 | 18,000 | - | - | なし |
| 2025年7月〜10月 | 4,500 | - | 9,000 | 13,500 | 21,000 | - | - | なし |
| 2025年11月〜26年2月 | 6,000 | - | 9,000 | 13,500 | 27,000 | 60,000 | - | あり(300万円利用) |
| 2026年3月〜 | - | 4,800 | - | 10,200 | 15,000 | 28,800 | 51,000 | なし |
2026年3月から開始したJCBカードの入会キャンペーンは以前に比べると使う金額に対して還元率が見劣りすることが分かりますね。
ANA JCBカード 新規入会キャンペーン実施中 | クレジットカードなら、JCBカード
上記URLにカード発行時期と利用期間が2027年2月まで記載されているのでおそらく1年間この水準のままなのでしょう。
個人的には当分JCBの入会キャンペーンのことは考えなくていいかな、と思いました。
ANA JCBカード プレミアムの過去キャンペーン(2026年3月〜)
2026年3月開始分のキャンペーンの独自性として、プレミアムカード枠の利用ボーナスが追加されました。
プレミアムカードを検討している層にとっては後押しになる内容かも知れませんが、
これだけの金額を決済するならダイナースかアメックスでいいだろうと言う気がしますが…。
| 実施時期(申込) | 100万円 | 200万円 | 300万円 | 400万円 | 抽選ボーナス |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年3月〜 | 21,000 | 33,000 | 48,000 | 60,000 | なし |
2026年3月時点での他ブランドの入会キャンペーン比較
資金に余裕があるならダイナースが強い
ダイナースブランドの各カードの年会費は以下の通り。2026年3月より値上げ
- ANAダイナースカード: 29,700円(税込)
- ANAダイナース プレミアムカード: 170,500円(税込)
キャンペーンの爆発力で言えばダイナースブランドが強力。
2026年3月時点のキャンペーンでは入会後3カ月以内に180万円利用で『50,000マイル相当ポイント+50,000マイル(合計最大10万マイル相当)』の特典。
ある程度まとまった決済予定がある場合は、ダイナースの優先度が上がります。
- Aコース: 最大122,000マイル相当プレゼント
- Bコース: 年会費半額相当キャッシュバック
ダイナースの入会時の特典コースは上記2コースがありますが、陸マイラーなら当然Aコースです。
そもそもダイナースカードの年会費は改定後も税込み29,700円と特典内容の割に安い
年会費改定とサービス追加のご案内 | クレジットカードのダイナースクラブ
Aコースの特典の詳細は以下の通りです。
特典1: 入会後3カ月以内に180万円以上ご利用で、50,000マイル相当のポイントプレゼント
| 対象期間中のご利用金額 | 獲得ポイント |
|---|---|
| 80万円以上180万円未満 | 21,000ポイント |
| 180万円以上 | 50,000ポイント |
特典2: 入会後3カ月以内に180万円以上ご利用で50,000マイルプレゼント
アメックスゴールド: ダイナースよりも獲得マイルが劣る
参考までに、アメックスブランドの各カードの年会費は以下の通りです。
- ANAアメックスゴールド: 34,100円(税込)
- ANAアメックス プレミアム(プラチナ): 165,000円(税込)
ANAアメックス(ゴールド)は、入会後3カ月以内に200万円以上利用で利用ポイント込みで合計100,000マイル相当。
3カ月で200万円とダイナースより必要金額が大きいのにボーナスマイルは78,000マイルと、ダイナースの10万マイルより少なくなっています。
アメックスゴールドの入会特典の内訳は以下の通り。
アメックスゴールドご利用ボーナス: ご入会後3カ月以内に合計200万円以上のご利用で合計78,000ポイントプレゼント
| ご入会後3カ月以内でのご利用金額 | 獲得ボーナスポイント |
|---|---|
| 合計60万円以上 | 16,000ボーナスポイント |
| 合計100万円以上 | 12,000ボーナスポイント |
| 合計180万円以上 | 20,000ボーナスポイント |
| 合計200万円以上 | 30,000ボーナスポイント |
アメックスプラチナカードは300万円以上の利用ボーナスあり
アメックスプレミアム(プラチナ)ご利用ボーナス: ご入会後3カ月以内に合計400万円以上のご利用で合計130,000ポイントプレゼント
| ご入会後3カ月以内での利用金額 | 獲得ボーナスポイント |
|---|---|
| 合計50万円以上 | 20,000ボーナスポイント |
| 合計180万円以上 | 25,000ボーナスポイント |
| 合計300万円以上 | 35,000ボーナスポイント |
| 合計400万円以上 | 50,000ボーナスポイント |
通常利用ポイント: 合計400万円以上の通常利用で40,000ポイント獲得
※上記のボーナス・通常ポイントに加え、カード入会特典の通常ボーナスとして10,000マイルが付与されます。
アメックスゴールドよりも年会費が高いアメックスプラチナカードですが、300万円以上の利用ボーナスがあるため3カ月で300万円以上使う予定があるなら強力な選択肢です。
アメックスプラチナカードは直接申し込むこともできますが、
アメックスゴールドの利用でプラチナへのインビテーション(招待)を受けると、プラチナの入会特典キャンペーンが再び適用されるという報告があります。
なのでアメックスブランドを使う場合はまずゴールドカードを発行して実績を積み、
インビテーションでプラチナへアップグレードして『特典の二毛作』を狙う運用も考えられます。
VISA: ハードルは低めだがANA Payチャージは特典の積算対象外
ANA VISAでは、2月~4月の固定3ヶ月間に100万円利用でゴールドが最大80,000マイル(条件達成50,000マイル+抽選)を獲得でき、利用金額が低い割にはボーナスマイルが大きいのが特徴です。
ただし、VISAブランドのキャンペーンではANA Payのチャージは一部特典の利用金額実績には含まれない旨が明記されているので、決済方法には注意を。
VISAブランドはANA Payへのチャージでマイルがもらえる特典があることが多いが、それでも利用実績には加算されない
継続利用なら『ワイドゴールド』でのANA Pay二重取りが最適解
入会キャンペーンの恩恵を受け終わった後の「2年目以降の継続利用」を考えた場合、
年会費と実質還元率のバランスからANA JCBワイドゴールドカードが最もおすすめです。
ANA Payとの二重取りで実質1.1%還元
ANA JCBワイドゴールドカードの強みは、ANA Payへのチャージでポイント(マイル)が付与される点です。
以下の組み合わせで還元率の底上げ(二重取り)が可能。
- ワイドゴールドでANA Payにチャージ: 0.6%還元
- ANA Payで決済(Apple Pay/Google Pay/iDなど): 0.5%還元
- 合計マイル還元率: 1.1%
(1マイル=2.5円で利用できた場合は実質約2.75%)
なお、多くのブランドに共通する注意点として、入会キャンペーンの達成条件はANA Payを含む各種チャージや電子マネー系が集計対象外になるケースがあるため、修行中は通常決済を推奨します。
申し込み時点の注意事項も必ず確認してください。
JCBプレミアム(プラチナ)を選ばない理由
「ANA Payを使わなくても、プレミアム(プラチナ)は普段の還元率が高いのでは?」と思うかもしれません。
確かにANA JCBカード プレミアムは、通常利用で還元率1.3%相当と、ワイドゴールド(1.0%)より還元率が高めに設定されています。
ANA Payチャージと組み合わせた際の合計還元率もプレミアムは1.6%に達しますが、ネックは高額な年会費。
年会費の差額(プラチナ77,000円 - ゴールド15,400円 = 61,600円)を還元率差0.3%〜0.5%で回収するのは現実的ではありません。
1マイル=2.5円で利用できた場合の実質還元率に直すと、
還元率差0.3%は実質0.75%相当、0.5%は実質1.25%相当。
この前提でも、差額61,600円を埋めるには年間約493万〜821万円の決済が必要です。
継続ボーナスマイルの差(10,000マイル - 2,000マイル = 8,000マイル)も加味するなら、
1マイル=2.5円換算で差額は61,600円 - 20,000円 = 41,600円。
これを加味しても年間約554万円の決済が必要で、一般的な使い方で逆転させるのは簡単ではありません。
さらにANA Payには月30万円のチャージ上限もあるため、
キャンペーンと継続運用のトータル収支で差額を逆転させるのは難しいです。
入会特典は連発できないので『一球入魂』で使うのが得
ANAカードの入会キャンペーンは非常に強力ですが、同じブランドで短期間に何度も特典を受け取れる仕組みではありません。
そのため、申し込むならキャンペーン水準が高いタイミングで、最初の数カ月に決済を集中させて取り切るのが基本戦略です。
| ブランド(キャンペーン主催) | 発行間隔・対象条件の目安 | 確認先 |
|---|---|---|
| ANA JCB(JCB主催) | 前回の入会特典を受け取った月から2年後の月初以降が目安 | JCB主催キャンペーン注意事項 |
| ANAアメックス | 原則「初回向け」。過去保有者は対象外とされるケースあり(期間の明示はなし) | ANAアメックス キャンペーンページ |
| ANA VISA | キャンペーンごとに対象条件を確認。ANA Payチャージが利用実績に含まれない等の注意書きあり | ANA VISA キャンペーンページ |
| ANAダイナース | キャンペーンごとに対象条件を確認 | ANAダイナース キャンペーンページ |
キャンペーン条件は変更されることがあります。申し込み前に必ず最新の注意事項をご確認ください。
したがって、
- 入会初年度はダイナースやVISAの大型キャンペーンを狙う
- 継続的な日常決済には、損益分岐点が低く二重取りができるANA JCBワイドゴールドカードをメインにする
という運用が、陸マイラーにとって現実的な選択肢と考えられます。
ワイドゴールドカードの詳細な損益分岐点については、以下の記事で解説しています。
ANAマイルを貯める際のP-one WizとANAワイドゴールドカードの損益分岐点



