ANA PayとJAL Payのマイル還元率と使い勝手を比較【2026年2月備忘録】

目次
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ANA PayとJAL Payのマイル還元率と使い勝手を比較

航空系スマホ決済として、FSCであるANAとJALからそれぞれ「ANA Pay」と「JAL Pay」がリリースされています。

個人的にどちらをメインに使うべきか迷っていたので還元率などの条件を比較しました。

結論から言うと

  • 「チャージでポイント(マイル)が貯まるかどうか」

という違いにより、基本的にANA Payの方が獲得ポイントの面で有利です。

ただし、ANA一般カードを利用している場合、ANA Payを使うと逆に獲得マイルが減る「還元率の罠」があるため注意が必要です。

この記事では2026年2月現在の仕様に基づき、両者の違いと使い分けについて整理しました。

結論: マイルの「二重取り」ができるANA Payが有利

項目 ANA Pay JAL Pay
クレカチャージ
ポイント付与

(二重取り可)

(対象外)
基本還元率 0.5% 0.5%
最大還元率
(合算)
1.1%〜1.6%
※一般カードは注意
最大1.8%
※海外利用込の理論値
チャージ上限 本人確認のみで
30万円/月
JAL NEOBANK
口座開設で30万円/月

ANA Pay: ANAカードとの二重取りが可能

ANA Payの最大のメリットは、「ANAカードからチャージした時にもマイルが貯まる」点です。

ただし、ANAカードと併用する場合はカードのランク(一般/ゴールド/プレミアム)によってチャージ時の付与率が変わります。

カードブランド(VISA/JCB/Mastercard等)により一部仕様が異なる場合があります。

ANAカードを発行しない場合は、P-one Wizとの併用もおすすめです。

  1. ANAプレミアムカード: チャージ1.1% + 利用0.5% = 合計1.6%
  2. ANAゴールドカード: チャージ0.6% + 利用0.5% = 合計1.1%
  3. ANA一般カード: チャージ0.1% + 利用0.5% = 合計0.6%

ANA Payは基本的にチャージ時と利用時でカードのポイントとANAマイルを二重取りできます。

ただし、以下の「一般カードの罠」には注意が必要です。

⚠️ 【重要】ANA一般カードの「還元率0.6%」の罠

「ANA一般カード」を使っている場合、ANA Payを使うと普通にカードで支払うよりも獲得マイルが少なくなります。

通常、一般カードで「10マイルコース(手数料5,500円/年など)」に加入していれば、カード決済で1.0%のマイルが貯まりますが、

ANA Payへのチャージ分にはこの「10マイルコース(2倍)」が適用されず、一律で「1,000円につき1マイル(0.1%)」しか付与されません。

  • 素のカード決済: 1.0% (10マイルコース適用)
  • ANA Pay経由: チャージ0.1% + 決済0.5% = 合計0.6%

つまり、一般カードユーザーはANA Payを使うと基本還元率で0.4%分損をする計算になります。

ANA Pay経由でお得になる(1.0%を超える)のは、チャージで0.6%以上付与される「ゴールドカード以上」の場合に限られます。

公式ソース: ANA Payの使い方(チャージ方法)| ANAマイレージクラブ

⚠️ ANA Payへのチャージは入会キャンペーンの「利用実績」には含まれない

2026年2月に開催中のANA VISAカード限定 最大170,000マイルプレゼントキャンペーン | ANAなどの入会キャンペーンでは、

特典の発生条件になる「◯ヶ月以内に◯◯万円利用」の実績にANA Payへのチャージ分はカウントされません。

入会直後の修行中(条件達成期間)は、ANA Payチャージではなくカード本体での直接決済を優先する必要があります。

JAL Pay: カードからのチャージは基本的にポイント対象外

一方でJAL Payは、基本的にJALカードからチャージしてもマイルが貯まりません(ショッピングマイル積算対象外)。

参考: ショッピングマイルの積算対象とならないご利用分(ショッピングでマイルをためる) - JALカード

つまり、JAL Payで貯まるのは後述のJAL Payステップを駆使しないと決済時の0.5%のみです。

JALカードを持っている場合はJALカード(1.0%)で直接支払った方が多くの場合はマイルが貯まると言うことに。

⚠️ JALカード入会キャンペーンもJAL Payチャージは対象外

ANAカードと同じく、JALカードの入会キャンペーンにおける利用実績でも、JAL Payへのチャージ分は対象外です。

公式: JALカード入会キャンペーン

概ねキャンペーンページに以下のような記載が確認できます。

※ショッピングマイルの積算対象となるご利用分が対象です(JALカードSuicaはJRE POINT付与対象のご利用分を含みます)。年会費や手数料などショッピングマイルの積算対象とならないご利用分については対象となりません。

JAL Payの還元率を上げる「JAL Payステップ」は条件が複雑

2026年1月から、従来のNEOBANKボーナスなどが統合され「JAL Payステップ」が始まりました。
条件を満たせば還元率は上がりますが、内容はやや複雑です。
※2026年2月時点の情報です。特典内容は変更される可能性があります。

参考: JAL Payステップ | JALマイレージバンク

現実的な最大還元率は1.1%〜1.3%

  • 基本還元率: 0.5%
  • 月20回以上&5万円以上利用: +0.6%(合計1.1%)
  • NEOBANK外貨預金50万円以上など: さらに+0.2%(合計1.3%)

海外利用を含めれば理論上1.8%まで到達しますが、国内利用での現実的な上限は1.3%と考えられます。

帰国後特典は「少額決済」で狙うのが吉

JAL Payステップには「月内に海外実店舗で1回以上対面決済をすると、翌月以降の還元率がアップする」という特典があります。

月内に海外の実店舗で1回以上対面決済をすると、翌月2日から翌々月1日までの日本円決済のマイル積算率がアップします。

参考: 海外でつかう JAL Pay | JALマイレージバンク

一見魅力的ですが、JAL Payの外貨両替コストを考慮すると、高額決済をすると逆に損をする可能性があります。

もし特典を狙うなら、現地のコンビニなどでマスターカードのタッチ決済を行って条件達成だけしておくのが無難だと思います。

「月5万円の壁」と厳しい集計条件

JAL Payステップには複雑かつ厳しい制限があります。

  1. 還元率アップは「月5万円」利用分まで5万円を超えた分は基本還元率(0.5%)に戻ります。海外利用は上限なしですが、日常使いでは5万円が壁になります。
  2. チャージは集計対象外Suicaなどのプリペイド型決済へのチャージは、利用回数・金額のカウントに含まれません。純粋なショッピング利用が必要です。
  3. 他社カードチャージは集計対象外チャージ金額の実績カウントは、現金またはJALカードからのチャージのみ対象です。

つまり、「JALカードか現金でチャージして、月5万円以内の買い物を、月20回以上する」という細かい管理をして初めて、1.1%〜1.3%の還元が得られます。

そこまでしても、ANA Pay(ゴールドカード以上)の「無条件で1.1%〜1.6%」には届かないのが現状です。

まとめ: 結局どう使い分けるか

タイプ おすすめ決済
シンプルにマイルを貯めたい人
ANAゴールドカード保有者
ANA Pay
常時1.1%還元(チャージ+利用)
ANAプレミアムカード保有者 ANA Pay
常時1.6%還元(チャージ+利用)
ANA一般カードユーザー カード直接決済
ANA Pay経由だと0.6%に下がるため
ANAカードを持っていない P-one WizなどでANA Payにチャージ
1.3%オフ(カード側) + 0.5%マイル(Pay側)
月5万円以内の少額決済メイン
JALマイル派&管理が得意な人
JAL Pay
条件達成で最大1.8%
JALカードを持っていないJAL派

JAL Payで月5万円以上使ったあと

P-one WizなどでJAL Payにチャージ
高還元カード(1.3%〜)の方が有利

ANA Payを使う場合

「ゴールドカード以上ならANA Pay、ANA一般カードなら直接決済」が鉄則。

ANAゴールドカードさえあれば条件を気にせずANA Payにチャージして使うだけで効率よくマイルが貯まります。

また、ANAカードがない場合でも、P-one Wizなどの高還元カードと組み合わせることで、0.5%のマイルを獲得しつつクレジットカード側のポイントも貯まるため、ANAカードを持っていない人にとっても使い勝手が良い決済手段です。

JAL Payを使う場合

一方、JAL Payは「月5万円まで」かつ「回数ノルマ」があるため、ゲーム感覚で条件達成を楽しめる人向けと言えるでしょう。

5万円を超える支払いについては、無理にJAL Payを使わず、P-one WizとANAワイドゴールドカードの損益分岐点を調査の記事で紹介しているような高還元カードとの組み合わせや、JALマイルを貯めることを重視するならJALカードの直接決済を利用するのが無難な選択です。

補足: JALカード本体のメリット

JAL Payと組み合わせる場合のJALカードの使い道は限定的ですが、

JALカード自体には「フライト時のJALカード割引」というANAカードにはない独自の強みがあります。

※ANAにはANAカード決済時の運賃割引はありません。

参考: JAL普通カード(ショッピングマイル・プレミアム利用)とCLUB-Aゴールドカード以上のカードの損益分岐点まとめ

「普段の支払いはANA Pay、JALのフライト関連ではJALカード」というように、JALカードも併せて発行するのであれば適材適所で使い分けるのは良い選択肢と言えます。

ただし、最安の「JAL普通カード(2,200円)+ショッピングマイル・プレミアム(4,950円)」で年間維持費は7,150円(税込)かかるので、
JALカード特典割引(片道1,000円~2,000円程度)でこの年会費の元を取れるかどうかを考える必要がありますね。

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