ANA PayとJAL Payのマイル還元率と使い勝手を比較【2026年2月備忘録】

  • 节约
  • 2026年2月17日
目次
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ANA PayとJAL Payのマイル還元率と使い勝手を比較

航空系スマホ決済として、FSCであるANAとJALからそれぞれ「ANA Pay」と「JAL Pay」がリリースされています。

個人的にどちらをメインに使うべきか迷っていたので還元率などの条件を比較しましたが、結論としては「自社カードによるチャージでマイルが貯まるかどうか」という仕様の違いにより、基本的にANA Payの方が獲得ポイントの面で有利と言えます。

ただし、ANA一般カードを利用している場合、ANA Payを使うと逆に獲得マイルが減る「還元率の罠」があるため注意が必要です。

この記事では2026年2月現在の仕様に基づき、両者の違いと使い分けについて整理しました。

結論: 仕様のシンプルさと二重取りでANA Payが有利

項目 ANA Pay JAL Pay
自社カード(ANAカード/JALカード)からのチャージ ◯(マイルの二重取り可) ✕(ショッピングマイル対象外)
その他クレカからのチャージ ◯(カード側+0.5%) ◯(カード側ポイント付与)
Visaは手数料あり
基本還元率(決済時) 0.5% 0.5%
現実的な最大還元率 1.1%〜1.6%
ゴールド以上
1.1%〜1.3%/1.8%
月5万円まで
チャージ上限 本人確認のみで30万円/月 JAL NEOBANK口座開設で30万円/月

ANA Pay: ANAカードとの二重取りが可能

ANA Payの最大のメリットは、「ANAカードからチャージした時にもマイルが貯まる」点です。

ANAカード以外のカードからチャージした場合でもANA Pay利用分の0.5%マイルは必ず貯まりますが、これはJAL Payも同じ。

ANAカードとANA Payを併用する場合はランクによってチャージ時の付与率が変わります。

カードブランド(VISA/JCB/Mastercard等)により一部仕様が異なる場合があります。

  1. ANAプレミアムカード: チャージ1.1% + 利用0.5% = 合計1.6%
  2. ANAゴールドカード: チャージ0.6% + 利用0.5% = 合計1.1%
  3. ANA一般カード: チャージ0.1% + 利用0.5% = 合計0.6%

ANAカードを発行しない場合は、P-one Wizなどの高還元カードと併用することで、「クレカ側ポイント + ANAマイル0.5%」の二重取りができます。

ANA PayはANAカードを含めてチャージと利用でポイントを二重取りできますが、「ANA一般カードの罠」には注意してください。

【重要】ANA一般カードの「還元率0.6%」の罠

「ANA一般カード」を使っている場合、ANA Payを使うと普通にカードで支払うよりも獲得マイルが少なくなります。

通常、一般カードで「10マイルコース(手数料5,500円/年など)」に加入していれば、カード決済で1.0%のマイルが貯まりますが、

ANA Payへのチャージ分にはこの「10マイルコース(2倍)」が適用されず

一律で「1,000円につき1マイル(0.1%)」しか付与されません。

  • 素のカード決済: 1.0% (10マイルコース適用)
  • ANA Pay経由: チャージ0.1% + 決済0.5% = 合計0.6%

つまり、一般カードユーザーはANA Payを使うと基本還元率で0.4%分損をします。

ANA Pay経由でお得になる(1.0%を超える)のは、チャージで0.6%以上付与される「ゴールドカード以上」の場合に限られます。

ソース: ANA Payの使い方(チャージ方法)| ANAマイレージクラブ

⚠️ ANA Payへのチャージは入会キャンペーンの「利用実績」には含まれない

現在開催中の「ANA VISAカード限定 最大170,000マイルプレゼントキャンペーン | ANA」などでは、特典条件となる「◯ヶ月以内に◯◯万円利用」の実績に、ANA Payへのチャージ分はカウントされません。

入会直後の修行中(条件達成期間)は、ANA Payチャージではなくカード本体での直接決済を優先する必要があります。

JAL Pay: 他社クレカからのチャージはできるが注意点あり

JAL PayはJALカードからのチャージはショッピングマイル積算対象外です。

参考: ショッピングマイルの積算対象とならないご利用分(ショッピングでマイルをためる) - JALカード

一方で、JALカード以外のクレジットカードからのチャージは可能で、カード側のポイントは通常どおり付与されます。

ただし重要な注意点があります。

⚠ Visaブランドはチャージ手数料が発生

JAL PayはVisaブランドのクレジットカードでチャージする場合、所定の手数料が発生します。

JALカードのVisaブランドを除く

そのため、高還元Visaカードを使っても、実質還元率は目減りする可能性があります。

⚠️ JALカード入会キャンペーンもJAL Payへのチャージは対象外

ANAカード同様、JALカードの入会キャンペーンにおける利用実績のカウントでもJAL Payへのチャージ分は対象外です。

公式: JALカード入会キャンペーン

概ねキャンペーンページに以下のような記載があるので確認しておきましょう。

ショッピングマイルの積算対象となるご利用分が対象です(JALカードSuicaはJRE POINT付与対象のご利用分を含みます)。年会費や手数料などショッピングマイルの積算対象とならないご利用分については対象となりません。

JAL Payの還元率を上げる「JAL Payステップ」は条件が複雑

2026年1月から、従来のJAL NEOBANKボーナスなどが統合され「JAL Payステップ」が始まりました。

条件を満たせば還元率は上がりますが、内容はやや複雑です。

2026年2月時点の情報です。特典内容は変更される可能性があります。

参考: JAL Payステップ | JALマイレージバンク

現実的な最大還元率は1.1%〜1.3%

  • 基本還元率: 0.5%
  • 月20回以上&5万円以上利用: +0.6%(合計1.1%)
  • NEOBANK外貨預金50万円以上など: さらに+0.2%(合計1.3%)

海外利用を含めれば理論上1.8%まで到達しますが、JAL Payの為替手数料は高めなので海外で使うことはあまり考えない方がいいかと。

国内利用での現実的な上限は1.3%と考えられます。

「月5万円の壁」と厳しい集計条件

JAL Payステップには複雑かつ厳しい制限があります。

  1. 還元率アップは「月5万円」利用分まで5万円を超えた分は基本還元率(0.5%)に戻ります。海外利用は上限なしですが、日常使いでは5万円が壁。
  2. チャージは集計対象外Suicaなどのプリペイド型決済へのチャージは、利用回数・金額のカウントに含まれません。純粋なショッピング利用が必要です。
  3. 他社カードによるチャージは集計対象外チャージ金額の実績カウントは、現金またはJALカードからのチャージのみ対象です。

つまり、「JALカードか現金でチャージして、月5万円以内の買い物を、月20回以上する」という細かい管理をして初めて、1.1%〜1.3%の還元が得られます。

そこまでしてもANA Pay(ゴールドカード以上)の「無条件で1.1%〜1.6%」には届きません。

まとめ: 結局どう使い分けるか

タイプ おすすめ決済
シンプルにマイルを貯めたい人
ANAゴールドカード保有者
ANA Pay
常時1.1%還元(チャージ+利用)
ANAプレミアムカード保有者 ANA Pay
常時1.6%還元(チャージ+利用)
ANA一般カードユーザー カード直接決済
ANA Pay経由だと0.6%に下がるため
ANAカードを持っていない P-one WizなどでANA Payにチャージ
カード還元率 + 0.5%マイル(ANA Pay側)
月5万円以内の少額決済メイン
JALマイル派&管理が得意な人
JAL Pay
条件達成で最大1.3%
JALカードを持っていないJAL派やJAL Payを5万円以上使う場合 P-one WizなどでJAL Payにチャージ
高還元カード(1.3%〜)の方が有利

ANA Payを使う場合

「ゴールドカード以上ならANA Pay、ANA一般カードなら直接決済」が鉄則。

ANAゴールドカードさえあれば、条件を気にせずANA Payにチャージして使うだけで効率よくマイルが貯まります。

ANA PayはANAカードがない場合でもP-one Wizなどの高還元カードと組み合わせることで0.5%のマイルを獲得しつつクレジットカード側のポイントも貯まるため、

ANAカードを発行していない人にとっても使い勝手が良い決済手段です。

JAL Payを使う場合

一方、JAL Payは「月5万円まで」かつ「回数ノルマ」があるため、ゲーム感覚で条件達成を楽しめる人向けと言えるでしょう。

5万円を超える支払いについては、無理にJAL Payを使わず、P-one WizとANAワイドゴールドカードの損益分岐点を調査の記事で紹介しているような高還元カードとの組み合わせを使ったり、

JALマイルを貯めることを重視するならJALカードの直接決済を利用するのが無難です。

補足: JALカード本体のメリット

JAL Payと組み合わせる場合のJALカードの使い道は限定的ですが、

JALカード自体には「フライト時のJALカード割引」というANAカードにはない独自の強みがあります。
ANAにはANAカード決済時の運賃割引はありません。

参考: JAL普通カード(ショッピングマイル・プレミアム利用)とCLUB-Aゴールドカード以上のカードの損益分岐点まとめ

「普段の支払いはANA Pay、JALのフライト関連ではJALカード」というように、JALカードも併せて発行するのであれば適材適所で使い分けるのは良い選択肢と言えます。

ただし、最安の「JAL普通カード(2,200円)+ショッピングマイル・プレミアム(4,950円)」で年間維持費は7,150円(税込)かかります。
JALカード特典割引(国内フライトの片道で概ね1,000円~2,000円程度)でこの年会費の元を取れるかどうかを考える必要がありますね。

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