JAL普通カード(ショッピングマイル・プレミアム利用)とCLUB-Aゴールドカード以上のカードの損益分岐点まとめ【備忘録】

  • 節約
  • 2026年2月12日
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JALカードの損益分岐点を比較

JALマイルを貯めるメインカードとしてJALカードを検討する際、悩ましいのが「カードランク」と「オプション」の組み合わせです。

JALカードには年会費4,950円(税込)を支払うことでマイル還元率を2倍(1.0%)にする「ショッピングマイル・プレミアム(以下SMP)」というオプションが存在するため、

「普通カードに課金して使う」のと「最初からSMP付きのゴールドカードを持つ」のはどちらがお得なのか分かりにくくなっています。

この記事では以下の4パターンの損益分岐点を計算してみました。

  1. JAL普通カード(SMPなし)
  2. JAL普通カード + SMP
  3. JAL CLUB-Aカード + SMP
  4. JAL CLUB-Aゴールドカード(SMP自動付帯)

結論から言うと、「CLUB-Aカード+SMP」はコストパフォーマンスの点でおすすめしづらい組み合わせと言えます。

入会キャンペーンはゴールドカード以上のカードが得なことが多いので、2年目以降に選ぶカードとして仮定します。

比較条件と基本スペック

今回は以下の条件で試算しました。

  • 1マイルの価値=2.5円相当として換算
    特典航空券の利用路線やクラスにより価値は変動します(1円~5円以上など)。
  • 毎年の初回搭乗でもらえる「毎年初回搭乗ボーナス」は2.5円換算して年会費から差し引く(実質年会費で比較)
  • ショッピングマイル還元率はSMP加入/ゴールドで1.0%(100円=1マイル)、未加入で0.5%(200円=1マイル)

各カードの維持費一覧

金額はすべて税込表記です。

カード種別 普通カード
+SMP
CLUB-A
+SMP
CLUB-A
ゴールド
カード年会費 2,200円 11,000円 17,600円
SMP年会費 4,950円 4,950円 0円(無料)
合計年会費 7,150円 15,950円 17,600円
毎年初回搭乗
ボーナス
(円換算)
1,000マイル
(2,500円相当)
2,000マイル
(5,000円相当)
2,000マイル
(5,000円相当)
実質維持費
(年1回搭乗時)
4,650円 10,950円 12,600円

CLUB-AゴールドはSMPが自動付帯のため別途費用はかかりません。

「毎年初回搭乗ボーナス」は、カード入会後、毎年初回のJALグループ便搭乗時に積算されます。

フライトがない年は付与されない点に注意を。

参考:JALカード | カードの種類 - 豊富なブランドをご用意

【結論1】ショッピング利用だけなら「普通カード+SMP」がおすすめ

まず、フライト頻度は考慮せず「日々の買い物でマイルを貯める」ことを考えてみましょう。

JALカードの場合、「普通カード+SMP」と「CLUB-Aゴールド」のショッピングマイル還元率は全く同じ(1.0%)です。

還元率が変わらない以上、どれだけ決済額が増えても、年会費の安い「普通カード+SMP」をゴールドカードが追い抜くことはありません。

  • 普通カード+SMPの実質維持費:4,650円
  • CLUB-Aゴールドの実質維持費:12,600円
  • 差額:7,950円

陸マイラーとして買い物メインでマイルを貯めるなら普通カードにショッピングマイル・プレミアムをつけるのが最適と言えそうです。

そもそもショッピングマイル・プレミアムをつけるべき損益分岐点は?

「普通カード(SMPなし)」と「普通カード+SMP」を比較してみます。

  • SMP年会費:4,950円
  • 還元率の差:0.5%(1マイル2.5円換算で1.25%相当の差)

計算式:4,950円 ÷ 1.25% = 396,000円

少し分かりやすくすると、年間100万円決済した場合

  • SMPあり:10,000マイル
  • SMPなし:5,000マイル
  • 差:5,000マイル(約12,500円相当)

となり、4,950円の年会費を払っても十分にお釣りが来ます。
年間約40万円(月額約3.3万円)以上決済するなら、4,950円払ってでも加入した方がお得

メインカードとして使うなら基本的にSMPに加入すべきと考えてOKでしょう。

【結論2】CLUB-Aゴールドを選ぶべきは「フライト回数がかなり多い(移動距離が長い)人」

ショッピングで差がつかないとなると、ゴールドカードを選ぶ理由は「フライトボーナスマイル」「空港ラウンジ等のサービス」になってきます。

実質維持費の差額「7,950円」を、フライトマイルの差だけで埋めようとすると、どれくらい飛行機に乗る必要があるのか計算しました。

  • 普通カードの搭乗ボーナス:フライトマイルの10%プラス
  • CLUB-Aゴールドの搭乗ボーナス:フライトマイルの25%プラス
  • 差:15%

7,950円(差額) ÷ 2.5(マイル価値) = 3,180マイル

この3,180マイルをボーナス分(15%分)だけで稼ぐには、ベースとなるフライトマイルが約21,200マイル必要です。

年間2万マイル乗るかどうかが分岐点

区間マイル(ベースマイル)で年間21,200マイルというのはかなりの頻度です。

  • 東京-那覇(片道約984マイル):約22回(11往復)
  • 東京-ロンドン(片道約6,200マイル):約3.5回(2往復弱)

実際の積算マイルは運賃種別(割引運賃など)によって50%~100%程度に変動するため、あくまで目安です。

出張が多い方やJGC修行をする方でない限りはフライトだけでゴールドカードの元を取るのはなかなか難しいですね。

補足:JGC(JALグローバルクラブ)と「JALモバイル」

以前は「飛行機にたくさん乗ること」がJGC入会の絶対条件でしたが、現在は「JAL Life Status プログラム」により、フライトだけでなく日常の決済やサービス利用でもLife Status ポイントが貯まるようになりました。

特に2025年からサービスを開始したJALモバイルは注目。
スマホ回線を契約するだけで毎月Life Status ポイントが貯まるため、「フライトは年数回だけどコツコツステータスを上げたい」という陸マイラーの方にとって強力な選択肢となります。
JALモバイルは1年に1回、往復1,500マイルで『どこかにマイル』が使えるクーポンがもらえるのも強力なメリットです。

ラウンジ目的なら「三井住友カード ゴールド(NL)」も要検討

「たまの旅行で空港ラウンジを使いたい」という理由でJAL CLUB-Aゴールドカードを検討している場合は他にも選択肢があります。

年間100万円利用で翌年以降の年会費が永年無料になる「三井住友カード ゴールド(NL)」でも、JALゴールドカードとほぼ同じ空港ラウンジが利用できます。

カード名 JAL CLUB-A
ゴールド
三井住友
ゴールド(NL)
年会費 17,600円 5,500円
条件達成で永年無料
国内ラウンジ 国内主要空港(30箇所以上)
海外ラウンジ ハワイ(ダニエル・K・イノウエ)

どちらのカードも航空会社のVIPラウンジ(サクララウンジ等)ではなく、いわゆる「カードラウンジ」が対象

利用できる空港の範囲も、国内主要空港+ハワイ(ホノルル)とほぼ互角です。
もし「三井住友カード ゴールド(NL)」をすでに年会費無料で持っているなら、ラウンジ機能に関してはJALカード側で重複して持つ必要性は低いと言えるでしょう。

JALゴールドを選ぶべきなのは、あくまで「JGC修行」や「フライトマイル」、「JAL航空券購入時の還元率アップ」などに価値を感じる場合です。

参考:空港ラウンジサービス|クレジットカードなら三菱UFJニコス

参考:空港ラウンジサービス | 三井住友カード

【結論3】「CLUB-Aカード+SMP」はバランスに注意

年会費が1万円を超えるCLUB-Aカードですが、この年会費でもショッピングマイル・プレミアムは含まれないのでSMPをつけると当然年会費が上がります。

カード種別 CLUB-A
+SMP
CLUB-A
ゴールド
合計年会費 15,950円 17,600円
差額 たったの1,650円

CLUB-Aカードとゴールドカードの機能差は以下の通り。

  • 提携カード会社ラウンジ:CLUB-Aは不可、ゴールドは可
  • JALカードショッピングマイル・プレミアム:CLUB-Aは別途4,950円、ゴールドは無料付帯
  • 旅行保険:ゴールドの方が圧倒的に手厚い
  • JAL機内販売割引:CLUB-Aは5%、ゴールドは10%(※特定店舗)

これだけの機能差があって、年会費の差はわずか1,650円。

コストパフォーマンスを重視するなら、CLUB-Aカードでショッピングマイル・プレミアムに加入するよりはSMP込みのゴールドカードにした方がいいと言えそうです。

CLUB-Aカードを選ぶべきなのは、主に以下のケースに限られるかと。

  • 「ショッピング利用は全くしない(SMPをつけない)」が「JGC会員資格は維持したい」という寝かせ運用の場合
  • ゴールドカードの審査に通らなかった場合

これからガンガン使っていくメインカードとして検討するなら「CLUB-A+SMP」よりも他の選択肢(ゴールドなど)の方がメリットが大きい可能性が高いですね。

JALプラチナカードの利用を検討する場合

今回は比較から外しましたが、さらに上位の「JALカード プラチナ」についても触れておきます。

プラチナカードも日常のショッピング還元率は1.0%のままで、ゴールドと変わりませんが、

プラチナだけの特典として「アドオンマイル」があります。

JAL航空券など対象商品の購入でさらに2.0%のマイルが上乗せ(合計4.0%)されるため、航空券をどれだけ買うかが損益分岐点の鍵。

  • CLUB-Aゴールドとの年会費差額:16,500円
  • 還元率の差:2.0%(1マイル2.5円換算で実質5.0%)

年間33万円以上JALの航空券を購入するならゴールドカードよりプラチナの方がお得になる計算です。
また、世界中の空港ラウンジが使える「プライオリティ・パス」も付帯するため、海外旅行に年1〜2回行く方であれば、さらにメリットは大きくなります。

タイプ別の最適解まとめ

タイプ おすすめカード
陸マイラー・買い物メイン
フライトは年数回
普通カード
+ショッピングマイル・プレミアム
出張族・JGC修行予定
ラウンジを使いたい
CLUB-Aゴールドカード
JGC維持用(寝かせ)
買い物には使わない
CLUB-Aカード
(SMPなし)

ANAカードと違って「決済額が増えればゴールドがお得になる」という逆転現象が起きないのがJALカードの特徴です。

個人的には、『年間フライト回数』というノルマを常に頭の片隅に置いておくのは精神的にノイズになると感じます。

目標未達成時のコスト差を考えても、まずは気楽に使える普通カード+SMPを選んでおくのが無難ではないでしょうか。

余談: ANAカードの場合は「ゴールド」が有利になりやすい

JALカードとは対照的に、ANAカードの場合は「一般カード+10マイルコース(手数料あり)」よりも「ワイドゴールドカード」の方が、損益分岐点が低く有利になりやすい傾向があります。

更新ボーナスマイルの差や、ANA Pay活用時の還元率などで差がつきやすいため、年間35万円程度使うならゴールドへ切り替えた方がお得になる計算です。

「JALは普通カードが強いが、ANAはゴールドカードが強い」と覚えておいてください。

ANAカードの損益分岐点について詳しくは以下の記事で解説しています。

P-one WizとANAワイドゴールドカードの損益分岐点を調査

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