目次
- 国内仮想通貨FX対応取引所はレバレッジ数規制の方向
- 各取引所間のFX取引比較表
- 国内取引所
- 海外取引所
- 各取引所間は一長一短だが優劣はある
- 取引手数料が取られるもののバランスの良いEvolve Markets(エボルブ・マーケット)
- レバレッジ500倍とMT5対応が魅力のCryptoGT(クリプトGT)
- 国内取引所でアプリの使い勝手を重視するならGMOコイン
- MT4が使えるBITPointFX
- FXと一長一短の関係にあるBITPointのレバレッジ信用取引
- 短期トレード(スキャルピング)を多く行うならbitFlyer(ビットフライヤー)
- サーバーの軽さと使い勝手のバランスに優れていたが改悪されたLiquid by Quoine(リキッドバイコイン)
- パソコン版では他の取引所も視野に
- 仮想通貨取引所比較記事
価格が下がっても利益を出せるビットコインFXが2018年以降注目を集めています。
この記事では取引所選びの参考にしてもらえるように、ビットコインFXができる国内取引所間の機能を比較してまとめました。
DMMビットコイン、Zaif(ザイフ)は論外なので選択肢に含めていません。
アフィリエイト報酬のためにこれらの劣悪な取引所を推奨してくるブログの記事は疑ってかかった方がいいでしょう。
国内仮想通貨FX対応取引所はレバレッジ数規制の方向
2019年4月22日からbitFlyer(ビットフライヤー)の最大レバレッジ数が4倍に、2019年5月15日からLiquid by Quoine(リキッドバイコイン)の最大レバレッジ数も4倍になります。
国内為替FX業者の25倍よりはるかに低い設定になっており、利用価値は激減しました。
各取引所間のFX取引比較表
優秀な項目は青色にしてあります。
国内取引所
取引所名 |
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyer
|
GMOコイン |
Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)
Liquid by Quoine
|
BITPoint(ビットポイント)FX
BITPointFX
|
BITPoint(ビットポイント)レバレッジ信用取引
BITPointレバレッジ信用取引
|
---|---|---|---|---|---|
証拠金 | ビットコイン(BTC)/日本円 | 日本円 | 日本円 | 日本円 | 日本円 |
最大レバレッジ数 | 4倍 | 4倍 | 4倍 | 4倍 | 4倍 |
スプレッド | ほぼ0〜数百円 | 約2,000円〜 | ほぼ0〜数百円 | 約4,000円〜 | 約2,000円〜 |
注文時手数料 | なし | なし | なし | 0.035% | 0.035% |
建玉手数料 | 0.04%/日 | 0.04%/日 | 0.1%/日 | 0.035%/日 | 0.035%/日 |
強制ロスカットされる維持率 | 50%(滑る時がある) | 75% | 110% | 100% | 100% |
追証 | あり | あり | あり | あり | あり |
取引所名 |
bitFlyer(ビットフライヤー)
bitFlyer
|
GMOコイン |
Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)
Liquid by Quoine
|
BITPoint(ビットポイント)FX
BITPointFX
|
BITPoint(ビットポイント)レバレッジ信用取引
BITPointレバレッジ信用取引
|
---|---|---|---|---|---|
IFD/OCO注文 | 対応 | 対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
サーバー | 重め、ストップ位置が著しくズレることがある | 軽い | 軽い | 軽い | 軽い |
建玉の部分決済 | 可能 | 可能 | 建玉ごと | 可能 | 建玉ごと |
アプリ | なし、リリース予定でベータテスト中 | あり | あり | あり | なし |
アプリ/WEB版の操作性 | 板の動作によってボタン位置がズレる | 良好 | 慣れれば使いやすい | MT4が使えるので非常に良好 | ややクセがある |
海外取引所
取引所名 |
CryptoGT(クリプトGT)
CryptoGT
|
Evolve Markets(エボルブ・マーケット)
Evolve Markets
|
Bybit(バイビット)
Bybit
|
---|---|---|---|
証拠金 | 仮想通貨 | 仮想通貨 | 仮想通貨 |
最大レバレッジ数 | 500倍 | 50倍 | 100倍 |
スプレッド | 約1000円/10ドル〜30ドル | 2ドル前後 | 10ドル前後 |
注文時手数料 | なし | 片道0.075% | 成行0.075% |
建玉手数料 | 通貨ペアによって変動、かなり高め | 日跨ぎ時に発生、ロングもショートもマイナススワップ | 8時間ごと |
強制ロスカットされる維持率 | 100% | 80% | 0.5% |
追証 | なし | なし | なし |
取引所名 |
CryptoGT(クリプトGT)
CryptoGT
|
Evolve Markets(エボルブ・マーケット)
Evolve Markets
|
Bybit(バイビット)
Bybit
|
---|---|---|---|
IFD/OCO注文 | 対応 | 対応 | 対応 |
サーバー | 軽い | 非常に軽い | 軽い |
建玉の部分決済 | 可能 | 可能 | 建玉ごと |
アプリ | あり | あり | なし |
アプリ/WEB版の操作性 | MT5が使えるので非常に良好 | MT4/MT5が使えるので非常に良好 | WEBとしては使いやすい |
各取引所間は一長一短だが優劣はある
表を見てもらえば分かりますが、完璧な取引所はありません。
重視する項目によって取引所を使い分ける必要がありますが、総合的には国内ではGMOコイン、海外取引所を含めるとEvolve MarketsやCryptoGTが優秀だと思います。
取引手数料が取られるもののバランスの良いEvolve Markets(エボルブ・マーケット)

BTC価格が10,000ドルの時に往復で約15ドルの手数料が取られますが、レバレッジ50倍で非常に軽いサーバー、狭いスプレッドは魅力的です。
レバレッジ500倍とMT5対応が魅力のCryptoGT(クリプトGT)

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BTCFX対応取引所で最大のレバレッジと追証なしのゼロカットシステムが最大の魅力のCryptoGT。
MT5対応なので操作性は非常に良好でポジションも即約定します。
以前はスプレッドがBTC/USDの場合は5ドル前後でしたが、BTCの価格上昇により現在は平均20ドルほどになりました。
国内取引所は全てレバレッジが4倍なので、レバレッジに魅力を感じるならCryptoGTが筆頭候補と言えるでしょう。
国内取引所でアプリの使い勝手を重視するならGMOコイン

MTが使えるBITPointやCryptoGTを別枠にすると、アプリの使い勝手ではGMOコインが群を抜いています。
IFD/OCO注文にも対応しているので、やや高いスプレッドさえ許容できるなら優秀です。
ただし、暴騰・暴落時にはスプレッドが極端に広がる場合があることには注意が必要。
国内では最大のレバレッジ10倍での取引が可能でしたが、他の取引所と同じく最大4倍に変更されました。
ストップロス注文は非常にスムーズに決済され、bitFlyerのように滑ることはありません。
MT4が使えるBITPointFX

- BITPoint(ビットポイント)のメリット/デメリットとスマホでの登録/口座開設方法
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- ビットポイント(BITPoint)のスマホでのADVANCE(アドバンス)版取引方法
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- メタトレーダー4(MetaTrader4)アプリのBITPoint(ビットポイント)FXの使い方
スマホアプリも大変使いやすいMT4が使えると言う国内取引所では唯一無二の長所を持つBITPointFX。
MT4が使える上に最大レバレッジ数やサーバーも優秀なので取引時のストレスは皆無です。
代償としてスプレッドが約4,000円と非常に高めになっており、短期トレードには全く向いていません。
スプレッドが軽減されたら非常に優秀ですが、現状はボラティリティが大きなときにしか使えないでしょう。
MT4のスマホアプリの圧倒的な使い勝手の良さは捨てがたいですが、MTが使いたいならCryptoGTやEvolve Marketsと言う選択肢が出てきてしまうのが辛いところです。
FXと一長一短の関係にあるBITPointのレバレッジ信用取引
パソコン版でのWEB版取引は比較的使いやすいのですが、スマホだと縦長の画面になってしまうのであまり使い勝手がよくありません。
BITPointFXとは一長一短の関係と言えるでしょう。
短期トレード(スキャルピング)を多く行うならbitFlyer(ビットフライヤー)

- bitFlyer(ビットフライヤー)のスマホでの登録方法とメリット・デメリット
- bitFlyer(ビットフライヤー)アプリの入金/出金方法と手数料
- bitFlyer(ビットフライヤー)アプリの仮想通貨の購入方法と手数料
- bitFlyer(ビットフライヤー)Lightning FXのスマホでの取引方法
bitFlyerFXは注文時の手数料が無料で、板取引なのでスプレッドもほぼないのが特徴です。
日を跨がなければ手数料がかからないため、短期取引を多くこなすのに向いている取引所です。
反面、サーバーの状態によってストップ位置が大きくズレたり、利確や損切りができないことがあると言う大きなデメリットがあります。
IFD/OCO注文ができるのは評価できますが、現状ではアプリをリリースしておらず、WEB版の操作性もそれほど良くありません。
また、現物とFXの価格が乖離するとSFDと言う仕組みにより、ロングまたはショートどちらかの手数料が飛躍的に上がるシステムが導入されています。
サーバーの軽さと使い勝手のバランスに優れていたが改悪されたLiquid by Quoine(リキッドバイコイン)

- Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)のメリット/デメリットとスマホでの登録/口座開設方法
- Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)の旧アプリの入金/出金方法と手数料
- Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)旧アプリで仮想通貨を購入する方法と手数料
- Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)の旧アプリの信用取引(FX)方法
- Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)ライト版アプリの仮想通貨の購入方法と入金方法
Liquid by Quoineはサーバーが軽く、アプリも慣れれば使いやすい取引所です。
IFD/OCO注文に対応していないのが残念ですが、スプレッドが狭いので成行注文で入って『決済逆指値(ストップ)』『指値(利確/テイクプロフィット)』を設定するなどの対処方法が考えられます。
それほど板が厚くない上に現物と信用取引の板が共通なので、暴騰・暴落時に他の国内取引所と乖離した値段になり、ヒゲでストップに引っかかってしまうことがあるのは注意が必要です。
ストップ設定は他の取引所より気持ち大きめに設定しておくといいでしょう。
2019年4月8日からポジション管理料が大幅に引き上げられ、さらに同年5月15日から最大レバレッジ数が4倍に引き下げられました。
アプリの使い勝手はそこそこ優秀ですが、とにかく午前1時、午前9時、午後5時に徴収される高すぎるポジション管理料がネック。
スイングトレードはおろか、デイトレードにも使いづらくなってしまいました。
パソコン版では他の取引所も視野に
スマホでの操作性に重点を置くならCryptoGT、Liquid by Quoine、GMOコインがおすすめですが、BITPointレバレッジ信用取引やbitFlyerFXはパソコン版の広い画面ではかなり使い勝手が改善されます。
bitFlyerFXに関しては固定回線が使える環境なら動作の重さもある程度相殺できるでしょう。
使用環境や目的に応じて普段とは違う取引所を試してみるのもいいと思います。