フィボナッチ数列は万人が意識する有効なトレード手法
フィボナッチ・リトレースメントと言うオブジェクトはFXにおいてメジャーなテクニカル分析の一つです。
この記事では詳しい説明は省きますが、
フィボナッチ数列は黄金比率なのでチャート上にフィボナッチを表示していない人でも無意識のうちに意識されることも。
為替FXのポジション/エントリーを公開しているTwitterアカウント
上記記事で紹介しているトレーダーの方でもフィボナッチを手法に取り入れる方は比較的多い印象です。
前回高値からの『半値戻し』や『フィボナッチ61.8への戻し』などはFX界隈でよく耳にしますが、
一度落ちた価格がその辺りまで戻ってくると値ごろ感からショートを入れたくなってしまう人が多いのでしょう。
フィボナッチ138.2と161.8からのショートは有効な手法
フィボナッチは底値から引くパターンと高値から引くパターンの2通りがありますが、
ショートをする時に特に有効なのは
- 前回高値を100
- 直近の底値を0
としてV字のチャートを探す引き方です。
フィボナッチ61.8(半値戻しよりやや上)を明確に上抜けた場合はそこでのショートを一旦諦め、前回高値付近(フィボナッチ100)からショートを考え始めるようにしましょう。
特に138.2と161.8からのショートは上抜けでの損切りが明確な割に取れる値幅が大きく、有効な手法です。
とは言え、ロウソク足が移動平均線に近づいたり移動平均線がデッドクロスしないことには話にならないので他のテクニカル分析同様、必ず移動平均線と併用してください。
為替FXにおける移動平均線(EMA/SMA)のクロスを使った基本的なトレード
ユーロポンド(EURGBP)日足

ドルスイス(USDCHF)日足

ドル円(USDJPY) 30分足

いずれの場合も138.2または161.8付近が天井になっていることが分かりますね。
フィボナッチリトレースメントを引く時のコツは以下。
- 高値部分は上ヒゲよりもロウソク足の実体を重視
- 逆に底値の下ヒゲは含める
Twitterでチャートを公開している人も上記のルールでフィボナッチを引いていることが多く、これはトレンドラインを引く時にも同じことが言えます。
為替FXのポジション/エントリーを公開しているTwitterアカウント
このあたりは諸説あり、
海外のトレーダーはローソク足ではなくヒゲが発生しないラインチャートを見ていることが多いのでヒゲは完全に無視すべき、と言う意見も。
利確に関して
フィボナッチ138.2や161.8に到達している時点で非常に強い上昇トレンドです。
首尾よく下がったとしても一旦はフィボナッチ100付近で利確するのが無難。
移動平均線に勢いがなく、フィボナッチ100を実態で下抜けて1時間足以上の足が確定するようなら再度ショートを入れるのがいいでしょう。
フィボナッチ138.2はMT4アプリのデフォルトでは表示されていないので、追加したい場合は以下の記事を参考にしてください。
テクニカル考察記事一覧
基本・心構え
インジケーター・オシレーター別
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応用
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