MACDとは
MACDは移動平均線とそれをヒストグラム化したシグナルから構成される最もメジャーなインジケーターです。
証券会社のアプリなどでは初期状態で表示されていることも多く、初心者から上級者まで多くのトレーダーに使用されています。
チャートの動きと逆行するダイバージェンスと言う現象が発生した時は人によって捉え方が異なるので使い方が難しいのですが、綺麗なカーブを描いてデッドクロスやゴールデンクロスをした時は非常に有効と言えるでしょう。
MACDのヒストグラム
画像のグラフ状のものがヒストグラムです。
真ん中の0ライン(センターライン)を基準として、上にあれば買いサイン、下にあれば売りサインを示します。
MACDのゴールデンクロス
画像のように、移動平均線が下からカーブを描いてヒストグラムを追い越していくことをMACDのゴールデンクロスと言います。
4時間足や1時間足など、大きな時間軸であればあるほど、綺麗なカーブであればあるほど意識され、その通りに相場が動きやすくなります。
画像のユーロドル(EURUSD)1時間足はゴールデンクロス発生後、ヒストグラムは下がっているのにチャートは上昇するダイバージェンスが発生した状態。
こうなると使いづらいのがMACDですが、ヒストグラム自体はセンターラインより上にあるので上昇継続、と捉えられなくもありません。
MACDのデッドクロス
ヒストグラムを移動平均線が上から追い抜いて下降していくことをMACDのデッドクロスと言います。
ゴールデンクロスと動きは逆ですが、やはり時間足が大きいものと形が綺麗なものが有用。
ヒストグラムと移動平均線の間の間隔にも注目しましょう。
MACDに関してはリバたん氏と言うトレーダーの方が執筆した無料noteが非常に有用なので一読することをおすすめします。
MT4, MT5アプリへのMACDの追加方法
- チャート画面上のfマークをタップ
- インディケータウィンドウのfマークをタップ
- 『オシレータ』の中から『MACD』をタップして追加
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